事業を始めるときに、「自分の会社やお店のホームページを作った方がいいのでは」と悩むこともあるかと思います。いまは何かとインターネットで検索する時代ですから、うまく活用すれば自社ホームページなどによるネット集客で新規顧客を獲得することも可能となりました。
そこで、このページではホームページを利用した集客方法についてご紹介。ホームページを作成するメリットやデメリット、集客のコツなどを解説していきます。
創業時に必要な手続きについては、こちらの記事から!
集客にホームページを利用するべきか?
ホームページは集客方法の一つといわれていますが、創業したからといって必ずしも必要になるわけではありません。たとえば、カフェを探すときにお店のホームページを見るよりも、インスタグラムなどのSNSでチェックをするという人も多くなってきました。そのため飲食業界であれば、ホームページで集客するよりも、SNSを使った集客戦略を立てた方が効果が見込めます。
このように、どの集客方法が適しているのかは業界や事業内容によっても違うのです。自分の事業では、どんな集客方法を考えればいいのか。まずは、その点を熟考したうえでホームページを作るかどうか検討してみましょう。
ホームページを作成するメリット
ホームページを作成するメリットは、「このお店(会社)はきちんとしている」という信頼感が得られる点。また、サービス内容や細かい商品説明、料金、お客様の声、制作例などがしっかりと記載されていれば、そこから問い合わせが発生することもあり、ホームページ自体が24時間、365日働いてくれる営業ツールの一つになります。ほかにも「アクセス解析を行ってマーケティングに活用する」「求人募集ページを作って人材を募る」などの利用方法ができるのもホームページの強み。SNSからホームページへの導線を引き、うまく組み合わせれば、より多くの集客が期待できます。
ホームページを作成するデメリット
ホームページを作成するデメリットは、お金がかかる点です。無料で作成することもできますが、集客を見据えたホームページにしたいのなら、独自ドメインを取得したり、サーバーを利用したりするための費用が発生します。
他にもホームページで商品販売をしたり、予約ができるようにしたりするには専門知識が必要です。WEB制作会社にホームページを依頼すれば少なくとも10万円以上の出費になることもあるでしょう。
しかも、お金をかけてホームページを作ったからといって、必ずしもそれが売上につながるとは限りません。きちんと戦略を立ててホームページを運用しないと、効果が現れない点も意識しておく必要があります。
ホームページで集客するためのコツ
ホームページで集客するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
①ホームページの目的、ターゲット設定
②わかりやすくシンプルな導線
③SEO対策
④ホームページ制作会社選び
それぞれの項目について詳しく解説していきます。
ホームページの目的、ターゲット設定
ホームページを作ると決めたら、まずはホームページをどんな位置付けにするかを考えてみましょう。名刺代わり的な存在にしたいのか、オンラインの販売ツールとして活用するのかなど目的によって、ホームページの内容も変わってくると思います。
ちなみに、ホームページの内容の例は以下の通り。
・事業内容の紹介
・商品、サービスの紹介
・事業への思いなどを語った事業者インタビュー
・メニュー表、料金表
・アクセス情報
・事業に関連したコラム
・お客さまの体験談
・制作例、施工例 など
またターゲット層を決めて、その層が好むデザインや文体、写真、コンテンツ内容を意識することも大切です。最初にこの軸をしっかりと決めておけば、「これはどうしたらいいのだろう」と迷ったときの判断基準にもなるので、目的やターゲット層はきちんと考えておきましょう。
わかりやすくシンプルな導線
ホームページを作るとなると、「あれもこれも」となってしまうこともあるかもしれません。ですが、ユーザーが求める情報のページがどこにあるか分かりにくいと、途中でホームページから離脱されてしまう可能性もあります。ホームページは、「わかりやすく」を心がけてシンプルにし、目的の情報へ簡単にアクセスできるような導線を作るようにしましょう。
SEO対策
SEO対策とは、ユーザーが検索したときに検索結果ページの上位に表示されるよう工夫する対策のことです。検索結果の上位ページに表示されると、それだけ多くのユーザーに見てもらえる可能性が高くなるので、ホームページで集客を考えているのなら対策は必須。そのためにはホームページのコンテンツが良質であることはもちろん、キーワードや画像、サイトが表示される速度などについても考えて制作することが重要です。
ホームページ制作会社選び
ホームページ制作には専門知識が必要です。そのためホームページ制作会社にサイト作成の依頼を検討しているのなら、料金や実績、過去の制作例、その会社の得意分野などを確認してみましょう。無料見積もりを実施しているところもあるので、事前に相手とやりとりしてみて担当者との相性をチェックしておくことも重要です(連絡が遅い会社などへ依頼するのは避けた方が懸命です)。
まとめ
ホームページを作れば集客ができるとは限りませんが、情報発信の手段の一つとして活用すれば自社や商品のブランディング形成にも有効なツール。24時間、365日自分の代わりに営業活動をしてくれるという点でも事業の手助けになってくれる存在なので、自分の事業に必要かどうかを検討してみましょう。
なお当事務所では「創業」に関するご相談を承っています。ご不明な点があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。