集客方法の一つに、チラシを配布する方法があります。スマートフォンの普及で、インターネット広告などのデジタル広告が増えてきましたが、「チラシ配布」というアナログな宣伝方法も、まだまだ使える手段。特に、パソコンやスマホなどインターネットを使えない層へアプローチしたい場合は、デジタル広告よりも効果が見込める可能性があります。
そこで、このページではチラシを活用した集客方法についてご紹介。チラシ配布のメリットやデメリット、制作のコツなどを解説していきます。
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チラシで集客する方法
「チラシで集客をする」とは、「自社の商品やサービスについて掲載したチラシを配布して、広告宣伝をする」ということ。チラシの制作は自分で行ったり、専門の制作会社へ依頼する方法があります。
チラシの反応率は、およそ「0.01%〜0.3%」。つまり、10,000枚配布したときに、実際に商品を購入したり、サービスを利用したりしてくれるのは1〜30人程度ということです。業種によって反応率は変動しますが、だいたいの目安はこれくらいと覚えておいてください。
メリット
チラシを使って集客を図るメリットは、「ユーザーの手に届きやすい」という点。例えば、ホームページやSNSを使った集客方法は、その商品やサービスを求めている人には届きやすいものですが、そうでない人には「そもそも情報を見つけてもらえない」というデメリットがあります。一方、チラシはポストや新聞などに入っているので、商品やサービスに興味がない人にも何気なく見てもらえる可能性が高くなります。また、チラシは特定の地域に絞って宣伝ができるほか、インターネットを使えない層へのアプローチにも有効です。
デメリット
チラシを使って集客を図るデメリットは、掲載できる情報量に限りがある点。チラシはスペースが決まっているため、どの情報を載せるか、どの写真を使うかなどを吟味してチラシを制作することが必要になります。また、「あとからミスが見つかっても修正できない」「チラシ制作やポスティングなどを外部に依頼するときは、お金がかかる」というデメリットもあります。
チラシを活用した集客に向いている業種
チラシ集客に向いている業種は以下の通りです。
- スーパー
- ホームセンター
- 飲食店
- フードデリバリー
- 美容院
- マッサージ店
- 習い事の教室
- スポーツジム
- 外壁塗装やリフォーム会社 など
チラシの配布方法
チラシの配布方法は「手配り」「ポスティング」「新聞折込」の3通りあります。
・手配り:店頭や駅(許可を得た場所)などで通行人に直接チラシを配布する
・ポスティング:家のポストに投函する
・新聞折込:新聞販売店へ持ち込んだり、新聞折込会社、印刷会社などへ依頼する
手配りやポスティングは自分でもできるので費用を抑えられるメリットがありますが、時間と労力がかかるのがデメリット。枚数が多く、自分で配布するのが難しい場合は、ポスティングを代行してくれる会社に依頼したり、新聞折込を検討してみるといいでしょう。
チラシの配布エリア
チラシは店舗や会社から近いエリアを中心に配布します。仮にチラシを見たユーザーが「行ってみようかな」と思っても、店舗や会社の場所が遠ければ「やっぱり遠いから、行くのはやめよう」ということになりかねません。
ターゲットに情報を届けやすくするためにも、配布を検討しているエリアの住宅事情(年配者が多い、子連れファミリーが多いなど)も事前に調査し、対象エリアを絞って配布することをおすすめします。
チラシを制作するときのポイント
チラシを制作するときは、以下のポイントを意識してみましょう。
- 何を伝えたいかを明確にする
- すぐに行動してもらう仕掛けを作る
- 反応がいいチラシを検証する
それぞれの項目について詳しく解説します。
何を伝えたいかを明確にする
チラシを制作するときには、まず「チラシを見たお客さんにどういう行動を取ってもらいたいか」を考えてみましょう。「近くに店舗ができたことを知ってもらいたい」「来店してサービスを受けてもらいたい」など、目的によってチラシに掲載する内容は変わってきます。情報が多すぎるとチラシが見にくくなってしまい、結局何を伝えたいか分からなくなってしまうことも。まずは、何を伝えたいかを明確にして、求めているターゲットに刺さるキャッチフレーズや文章を考えてみましょう。
すぐに行動してもらう仕掛けを作る
チラシを制作するときには、「先着○名さままで」「期間限定」のように人数や期間を限定して、チラシを見た人にすぐに行動してもらう仕掛けを作ることが大切です。また、チラシを持参した人に対して「特別価格で購入できます」「限定クーポン使用可能」と提示して、お得感を感じられるような特典を盛り込むのも有効。「行きたい」と思ったら、すぐに行動が起こせるように連絡先やアクセス方法などの情報を掲載することもお忘れなく。
反応を検証する
チラシを制作して、配布したあとは実際にチラシがきっかけで、どれだけの人が来てくれたのかを検証してみましょう。確認方法は、来店時にアンケートをお願いしたり、チラシ専用クーポン、チラシ専用の申し込みQRコードを活用したりなどがあります。チラシ配布は1回だけだと効果が低いので、反応がいいチラシを検証しながら、数回に渡って配布をしていくと認知度も高くなるでしょう。
まとめ
スマートフォンの普及により、WEB媒体やSNSでの宣伝方法がメジャーになってきましたが、アナログなチラシ配布も使い方によっては、集客につながる可能性があります。「店舗や会社の周辺へ集中的に宣伝したい」「インターネットを使えない層へアプローチをしたい」ときは、チラシ配布を検討してみてはいかがでしょうか。